アルビノーニ
①オーボエ協奏曲 ニ短調 作品9の2
②2つのオーボエのための協奏曲 ヘ長調 作品9の3
③オーボエ協奏曲 ハ長調 作品9の5
④オーボエ協奏曲 ト短調 作品9の8
⑤2つのオーボエのための協奏曲 ハ長調 作品9の9
⑥オーボエ協奏曲 変ロ長調 作品9の11
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
モーリス・ブールグ(オーボエ)
イ・ムジチ合奏団
録音年:1966年6月、1967年6月スイス
オーボエの音色の素晴らしさを気づかせてくれたのが、ホリガーとイ・ムジチ合奏団のこのアルノーニのオーボエ協奏曲です。最初のニ短調の協奏曲を聴いたとたんにしびれました。悲哀こもる音色が素晴らしく、胸に響きます。1960年代に録音されたにもかかわらず、いまだ色あせていません。名盤中の名盤です。とくに、短調の曲がお気に入りで、繰り返し聞いています。第2楽章のアダージョで吹かれるオーボエの甘く切ない響きに思わず感涙してしまいそうになるほどです。是非、多くの方に聞いていただきたいCDです。
バッハ、モーツァルト等々聴いた中ではやっぱりアルビノーニが一番。また演奏者もホリガーに勝る方はいないと感じました。さらに共演者がイ・ムジチなので両者の音が融け合い、とても滑らかで上等な時間を過ごせます。武満徹氏が、ハインツ・ホリガーを敬愛してやまない音楽家と言われていたことを思い出します。
イタリアの作曲家らしい生き生きと闊達に運ばれる音の流れの中にシチリアーノ風の哀感が常に寄り添うように響いてくるのが心地よい。この晴朗にして典雅な音楽は、同時代のバッハなどの深遠さとはまったく異なるものの、いみじくも吉田秀和氏が「一点の曇りもない空に感じるいわくの知れない悲しみ」と呼んだモーツァルトの音楽と相通じるものがある。ホリガーとイ・ムジチの合奏は音の相性と共に協奏曲としての理想的なバランスの良さを誇っており、これほど一体感のある演奏にはなかなかお目に掛かれない。「調和」という言葉を実感させるまさに絶妙な歌いっぷりである。
国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 11
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商品の情報
カテゴリー | CD・DVD・ブルーレイ > CD > クラシック |
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商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |